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ヒプノシス(催眠)とESP

「ESP」とは「Extrasensory Perception」の省略で、ヒトが持つ五感を超えた知覚をさします。
直訳すると超感覚的知覚となりますが、私たちは五感のほかの(何かの)感覚で事物を認識することは日常的にあります。

たとえば’虫の知らせ’や’予感’など、なぜかわからないけれど「なんとなくそう思った(感じた)」経験です。
いわゆる第六感(シックスセンス)や直観、超能力、潜在能力とも呼ばれています。

実は、瞑想家やヒプノシス(催眠暗示)、ヒプノセラピーをおこなう人は、この感覚的知覚が活性化することが判っています。
いま催眠療法や瞑想の人気が高まっていますが、このセンスを活かして問題解決のヒントを得たり、好機を掴んだりすることを期待している場合もあるでしょう。

心理学の先進国アメリカに本部を持つ、世界最大の催眠療法士組織「米国催眠士協会(NGH)」公式的テキストにも、脳波を落とした催眠状態とこのセンスとの関係について、以下の内容を述べています。

 

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(要約)
催眠(ヒプノシス)の状態は感覚外知覚、トランス・パーソナルな現象やESP体験を起こしやすく、催眠の黎明期においては、ESP は催眠にあるべき現象であり、トランス現象の兆候の一つとしてみなされていました。 その 1 つが「知覚の共有」です。

遠く離れているヒプノセラピストが体験した知覚(つねられる、においを嗅ぐ、腕を動かすなど)を、別の場所にいるクライアント(被験者)が感じたという報告があるほか、別の ESP 能力についてもフランス、ロシアで行われたいくつかの実験があります。

より古くには千里眼(遠く離れた出来事をみたり、知ることができる)の例があります。それが現実的に思われ、納得できるものであっても正確さを保証するものは一切ありませんが、事例には驚くべきものがあることは確かです。

現代においては、催眠によるトランス状態が ESP に及ぼす影響についての実験研究で、催眠誘導が ESP の能力を向上させることを示しており、被験者が単にトランスに入っているというだけで、能力(スコア)の向上が確認されています。

ラポール(心の繋がり)は、ヒプノセラピストとクライアントの間のテレパシー的なつながりをといえるでしょう。良いヒプノセラピストはクライアントと相互にトランス状態にいられるよう、催眠誘導中に自分自身を催眠に入 れることがあります。
これがテレパシー的なつながりを促進し、ヒプノセラピストはクライアントの反応に、より敏感になることができます。

(以上、要約おわり)
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精神科医で、天才的ヒプノセラピストだったミルトン・エリクソンは「私は催眠ワークの多くを、自らも催眠(トランス)状態でおこなった」と述べており、実際に卓越したヒプノセラピストは、クライアントを催眠誘導する際に、自らの脳波を落ち着かせ、催眠(トランス)状態へと没入させます。

 

これは科学的に理由があります。近くにいるクライアントの脳波を落ち着かせるために、お互いの脳から発している電磁波(周波数)の共振力を利用する試みです。

脳から放たれている電磁波は実際に脳波計で計測されていますから、この周波数がある程度、近くにいる人同士の場合には空間を通じて影響を与えることは、容易に理解できます。

 

職場や家庭で、誰かがイライラしていると、その場に同席している人の中には、そのイライラ感が伝わって、気分を壊したり、同じようにイライラし始めるケースはよくあること。「空気を読む」という日本語は、私たちが思っている以上に「実在する現象」と捉えてみると興味深いでしょう。

 

このように職場や家庭、友人関係において、いつも接している人々の思考、感情はお互いに大きく影響しあい、時には強く反応しあっているとしたら、ひとりひとりの気分や考え方は、目には見えないレベルで非常に重要な責任があると言えそうです。

アウェアネス認定スクールでのレッスン中にも、クライアント役の受講者が(催眠療法のワーク中に)体験している内的なイメージが、セラピスト役にも同時に思い浮かぶケースは、頻繁に発生します。
レッスンワーク後に話し合うと、実際にそれらの「情報」が正しかったことが確認できるので(まさか、自分にもこんな能力があるなんて!)とご本人が一番、驚かれています。

目に見えようが見えまいが、空間に流れるエネルギーは存在します。

量子といわれる微細なサイズで、もはや物質ではないのですが、それが集まって塊となり、物質を構成しています。
そこには情報も乗っています。電波に文字や音楽、動画の情報が載って通信されているように、皆さんの思考やイメージは電磁波になって、色々な情報を乗せて放たれていると想像してください。
催眠中も同じ事が起こっているとすれば、上のようにESPを説明することができるでしょう。
が、その情報はデリケートで繊細な電磁波なので、受信機(私たちの感性)の程度がよければ直観の精度が高いはず。
その意味でも、自己をトランス状態にしたり、ピュアな潜在意識に戻すことで、私たちはこの’不可視な通信能力’を磨いておくことは、いまヒプノセラピーを受ける以上の、ギフトを受け取ることでしょう。

 

繰り返しますがこれは特別な能力でも、スピリチュアルなパワーでもありません。上述の公式テキストでは、これがテレパシーと呼ばれる能力ではないかとも述べられています。

特に気心が知れた関係であれば、同時に(ふと)同じことを考えている場合もあるでしょう。私たちの心は、精神的なレベルで常に反応しあっているかも知れません。

 

ヒプノセラピーを受けたりセラピストのレッスンを始めると、このESP のひらめきや直観が大いに磨かれて言葉や画像イメージ、あるいは(何かを知っている)感覚として現れてきます。自分自身についてや、ある問題の解決についても、しばしばこの現象によって何らかの価値のあることを学んだり、知ったりするのに役立つことが増えます。

それがヒプノセラピーを受ける意味、催眠療法を学ぶ価値でもあります。

 

 

(サイキック練習会の様子/2016年)

 

また、私たちヒプノセラピスト(を志望する方)は、催眠における明らかなサイキック現象 に対して、一般に過剰に反応する可能性があることを認知しておくことも大切です。

自分を特殊能力者であると勘違いしたり、スピリチュアルなチャネルと思い込むといった誤認識を避けることができるでしょう。

どのような事柄についても盲信を避け、科学や脳認知の知識を持つよう努め、検証する心的態度を備えることは、人として、またセラピストとして大切な要素となっているように思われます。

 

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