米国・マイクロソフト研究所の首席研究員 ゴードン・ベル博士の「ライフビッツ・プロジェクト」研究によると、人生のすべてを デジタルデータ化して メモリに保存すると 1日あたり93 MB(メガバイト)で、一生だと3テラバイトだといいます。

ライフビッツとは”人生のかけら”という意味で、目の前の光景から自身の居場所、医療カルテからレシートの1枚に至るまで、電子的に記録したデータすべてをクラウドに保存する”ライフログ”を実践しています。

(※ゴードン・ベル博士:マサチューセッツ工科大卒、元カーネギーメロン大学 教授)

目の役割をするセンスカム(カメラのようなもの)で 20秒ごとに、見たもの読んだことも含めて撮影し、1日の行動すべてをデータに変えると、そのデータ推計は (82歳までの人生で)2.8テラバイトと算出したのです。

さらに音声データを加えるとして約3テラバイト。 つまり DVD 630枚!  (※1ギガバイトは10億バイト、1テラバイトは1兆バイト)

あなたの生涯は たったそれだけのハードディスクに収まります。

さて、あなたとは 一体 でしょう。

何をもってして “自分”と判断するでしょう。

データは簡単に移行できますね、他の媒体にも。

たとえばクローン人間のボディにも。

クローンの AI(人工知能)に あなたの生涯データをローディングしたら、あなたが出来上がります。

もし、人類が火星移住する時代がきたら、火星の環境適応させた あなたを作成して、連れて行った方がいいでしょう。

そこにいるのも”あなた”ですから。

では、質問です。

もし あなたが世界一リッチだとして、地球環境が危険になり、どこかの星に逃げる必要があるとしたら、どちらを連れて行きますか。

その意識体あなたと どちらが有益でしょう。

あなたの人生と ほか何億人分ものデータで作られた優秀な人工知能を備えたクローンと、どちらが宇宙にとって、世界にとって 存在させる価値が高いでしょう。

(何を以って”価値”というのかが問題ではありますが)

なぜ あなたは生き残る価値があると思いますか。

「世界の誰かが 世界を動かしている!」といった話題の前に、あなたは、そして私も…、何のためにこの世界に生きていて、何を為し、実際に どう生涯の時間を使うのか。

考えてみる必要があるように思います。

人生は短い」とよく言われます。 

ここで もう一つ、質問をさせてください。

あなたは何歳まで生きると思っていますか。

おそらく寿命の平均値をイメージしているでしょう。

では、寿命の尽きる年齢から逆算して、あなたは あと何年間 生きるのか考えてみましょう。

平均寿命は 日本人で80歳前後です。

今 、30歳なら 残り50年。

でも、本当に 自由に生きられる時間は 残り22年ほどなんですね。

だとしたら、もう人生の半分は終えています。

ただし 最大で の話ですから。

誰でも睡眠が必要ですよね。

毎日 6時間寝るとして、一日の残りの18時間が 意識的に活動可能な時間になります。

1ヵ月で1800時間、1年で2190時間、一年のうち90日間(3ヶ月間)は睡眠中

すると、30歳のあなたにとっって 残りの自由時間は 22年半 しかないのです。

今、30歳だとして、残りの時間は22年半

自分らしく 自由に行動できる時間したいことをする時間は、あっという間かもしれません。

そして時間が過ぎれば過ぎるほど、”老い”という現象が迫ってきます。

活発な肉体を維持している期間は もっと短いかもしれません。

さらに現実を見れば、周りには 事故や病等で早く終了する人々もいます。

さあ、あなたは どんなふうに時間を使いますか。

出会う人、一人一人を大切にしていますか。

一人ひとりに誠実な対応ができていますか。

応援したり応援されたり、感謝したり感謝されたり、素敵な過ごし方ができていますか。

相手の人にとっても 同じように 時間は貴重なもの。

あなたとの出会いに、相手だって時間を費やしています。

果たして 尊重しあっているでしょうか。

現実を 冷静かつ真剣に捉えるべき時が 来ているように思えてなりません。


璃子クレア Riko Claire

アウェアネス・インスティテュート

Awareness Institute


ヒプノサイキック

認定スクール / セッションワーク


米国催眠士協会・米国催眠療法士協会

公式認定トレーナー