
昨今、災害や戦禍に巻き込まれるとの予言(=起こることを予め伝える言葉)あらかじめが広く報じられています。
スピリチュアルな思想に傾倒していない人でも、山火事や地震、天候の異様さに敏感な方々でしたら、それらの予言を耳にしていることと思います。
地面が揺らげば、同様に人の心も揺れます。
地に大災害があるのなら、人の心にも災害級の変化・変容が起こるもの。
外界と内面が同調し、似た現象や症状が現れることを「フラクタル現象」と言います。
フラクタルとは「相似形」のこと。
大地が揺れれば、どうように社会が揺れ、会社や組織が揺れ、家庭内が揺れ、個人の心も揺れるのです。
揺れるというのは単に象徴的な表現ですが、組織や国家が大きな変革を体験したり、一人ひとりの心にも、これまで先延ばしにしていた問題、課題が巻き起こって、見ないフリをしていた欠点や過ちと向き合わなければならない出来事と対峙する様子を指しています。
思わぬ事故に遭ったり、対人問題のムリ・わがままが通用しなくなって関係が終わりを迎えたり、健康問題や経済的な困難と向き合う場合もあります。
これまで見逃されていたことも隠せなくなって、反省を促されるアクシデントも考えられますね。
大規模な市民デモも、その好例でしょう。
一見すると、これらは災いに見えますが、人類の共通カルマの清算には必須のプロセス。
もし災害があったとしても、穏便にやり過ごせる人は、すでにその嵐を通過してきたか、そもそもの元凶が消えているのでしょう。
単に、これから体験することを予言する役割とは別に、高次の意識・情報からアドバイス、指南を得る役割をしてきた人々もいます。
彼らは預言者と呼ばれました。
高次のメッセージを預かり、言葉に変えて伝える人という意味で、本来、予言と預言は異なるものです。
日本語では、どちらも(よげん)と発音するせいで、長く混同していたり、区別していない使われ方をしているケースをみかけます。
さて、今、出回っている災害の ”よげん”は、どちらの意味も含んでいるように思えてなりません。

璃子 Riko Claire
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー