3つの超意識と神秘体験 | アウェアネス・インスティテュート

ヒプノセラピー（特に前世療法）と、スピリチュアルな道程との関係は、数多く調査・研究されてきました。　

今回も ジョエル・L・ホイットン博士の研究から、３つの超意識についてご紹介します。

*ジョエル・L・ホイットン博士の前記事はこちら

博士は精神医学の研究者で転生科学、前世療法学、退行催眠学を中心に、中間世の概念を提唱しました。

それを「中間世界学」と呼んでいます。　　

*ジョエル・L・ホイットン博士 1945.～　カナダ国立トロント大学医学部卒、トロント大学精神医学研究科博士、医学博士、同大学医学部精神科主任教授、同大学付属病院精神医学担当医　　

ホイットン博士は 14歳ころからヒプノシス（催眠）に関心を持ち、その技術レベルは高く評価されていたようです。

その後、過去へ遡る退行催眠や前世療法を使った治療にあたるなかで

・誰にも前世が存在すること

・死後まもなく死後の世界に直行するのではなく、生前の生活や精神の質を審査する中間世界が存在する。

・私たちは何度もの人生、経験、試練によって現在の自己形成、人格成長に重要な影響を与えている

・すべての人は それぞれの人生課題を明確にして、ある意図をもって転生しているとしました。

などの説を世界で初めて発表しました。

あなた自身も、より優れた人格・望ましい世界を創るために課題をもって生まれてきたとしたら、それは果たして どんなことでしょう。　　　　　　　　

なぜ前世の出来事や事件を語ると、病状が快復に向かうのかは依然不明ですが、ヒプノセラピー（退行催眠療法）や 前世療法を活用すると病状が軽減され、健康が増進する等のケースは、列挙するには膨大すぎるほどの臨床例があります。

博士はまた、このような指摘もされていました。

人は一つの人生を終えると
次の人生での課題を設定して転生する。
それが「人生プラン」だが
すべての人がプランを達成できるとは限らない。
今回も挫折し、諦める人は少なくない。

ホイットン博士によれば、前回の死から次の転生までの地球時間は最短で約10ヶ月、最長で約800年以上とのことですが、古代神秘学が伝えるアカシック知識では、少し異なるデータとなります。

まだまだ人類の知る由は、ないのでしょう。

中間世については、その後…

R.ムーディ博士（ジョージァ州立大学医学部主任教授　臨死体験学の創始者）

K.リング博士（コネチカット大学心理学教授　国際臨死研究学会長）

M.セイボム博士（プリンストン大学医学部心臓外科教授　死後生存科学）ほか

格段の広がりを見せました。

中間世では、賢人のような審議者（複数の存在）とともにより、自己の未熟さを痛感し、懺悔の思いが湧き出るようですが、その意識レベルで、いま遭遇している人生や問題、物事を観察して、知覚し、死なずとも 人生の質、精神の質を高めていく体験が、現代のヒプノセラピー。

こうしたことを可能にする精神レベルを「超意識」と呼びます。

　　３つの超意識

①　解離意識：Dissociative Consciousness

解離意識	眠っているか、覚醒しているかを判別できる状態
Dissociative Consciousness	夢、幻想、多重人格、前世イメージ、記憶体外離脱（OBE : Out of Body Experience）

②　情緒的意識<Affective Consciousness>

情緒的意識	言語だけでは表現できない繊細な意識視覚的・感情的な状態を意識しているレベル
Affective Consciousness	愛や憎しみ　その他の気分、宇宙との一体感を感じる意識

③　超意識<Meta consciousness>

超意識	自己の存在を失い自分が何であるかを意識するだけの状態
Meta Consciousness	中間世の体験を知りテレパシーでしか捉えられない存在・意識