潜在意識のおしゃべり=「夢」

夢の現象は、私たちにとってあまりにも自然になっていますが、どれほど驚異的な能力か、じっくり考えてみる価値はあります。

皆さんが就寝中にみる 夢の中での出来事や、登場人物のセリフなどは誰が作っていると思いますか。

夢の「作者」はあなた自身

心に深く潜在している意識が ここでの作者です。

未来世前世療法でも、同じことが起こります。

皆さんが驚くのは、自分で認識できない「潜在意識」が予想もしないストーリー展開を創作すること。

これを意図的に作動できたら、優れた能力に変わることは容易に想像できますね。

作家、作曲家といったアーティストクリエイターなど、創造性が求められる人たちの中には、この能力を積極的に使っている例があります。

例えば 前世で得意だったことを思い出すため、前世に戻るヒプノセラピー(催眠療法)を受けたり、俳優ならば、与えられた役柄の人物像に同化するためのヒプノシス(催眠暗示)を使ったり。

すると、その人物に成り代わって それまでの自分では考えられない発想や言動が出てくるのです。

催眠は脳波α(アルファ)波θ(シータ)波の状態ですが、これは瞑想や寝起き時の浅い睡眠ぼんやりしている時と同じ領域です。

名著や名曲の中には、夢見の直後や ただ無意識でいる時アイデアがひらめくように「降ってきて」創作されたものが多数あって、日本では谷村新司さんが自著『谷村新司の不思議すぎる話』で「昴(すばる)」という楽曲について、こう述べていますよ。

引越し作業の最中に 突然、降りてきた言葉は「さらば昴よ」という一文。

「『さらば昴よ』って何のことだ?」と意味も分からず、歌詞を書き留めた。

谷村新司の不思議すぎる話

アルバート・アインシュタイン博士が 夢の中で相対性理論を得たのも、マイケル・ジャクソンが、夢の中で作品を創ったというのも有名な話です。

また米国のトップ・トレーダーも夢で正確に相場を掴んだことがあると告白しています。

彼らはまさに「アイデアが自然に手に入った」と表現していますが、それが潜在意識の働きですね。

どうやら意識のフィールドは未来の商品アイデア、ヒットする歌や本、これから起こること、過去にあったこと、宇宙の叡智など、たくさんの情報で一杯のよう!

別名「神の図書館」といわれる情報空間

これらにアクセスする能力を直観力と呼ぶこともできます。

現在では、あなたがどのような夢を見ているかを、脳からの電気信号で分析し、画像としてコンピュータ画面上に現わせるテクノロジーまであります。

これは米国のラボラトリーで成功していますから、将来的には 皆さんがどんなシーンをイメージし、考えているのかを他者が「信号」として受け取り、一緒に夢の内容を見られるでしょう

実は誰もが、こうした機器を使用せず人の感情や考えを察知しています。

「なんとなく」のレベルであっても 察知できたことを 思い出してみましょう。

体験が多いほど、あなたのアンテナは優れているということを意味します。

さあ最近、直観を感じたのはいつでしたか?

アイデアがわいたのは、どんなタイミングでしたか?

それは 特に意識したわけでなく、ふとした時に瞬間的に受け取ったはず。

この「ふと」した空白の瞬間。このときに私たちの直観アンテナはクリアで、ストレートに情報を受け取ることができるのです。

私たちは通常、根拠や論理の後ろ盾がないことは無意味で価値がないとして、軽んじる傾向にあります。

けれど、ふと感じたこと、それは何か重要なことを教えてくれているサインかもしれないのです。

瞑想、ヒプノセラピー誘導で

3,2,1」- いつものように 静かに唱えるのは 催眠誘導のカウントダウン。

しばらくの沈黙のあと ヒプノセラピスト(Therapist)はクライアント(Client)に訊きます。

T:あなたは、今そこにいますね? どこでしょうか?

C:…(沈黙:なんと答えて良いか図りかねる様に)

T:なんとなくで構いませんょ。

こんな風に進めていく前世療法

「何が見えていますか?」と尋ねるときにも「なんとなく、浮かんだものを教えてください」と訊くのが常です。

セラピストが知りたいのは、あなたの知識や論理、判断でなく 適当に浮かぶこと。

それが あなたの潜在意識の声だから。

適当という 曖昧さいい加減な印象を持たれるかもしれません。

でも ある思考が浮かぶのはどうでもいい偶然ではなく、脳神経あるいは意識のどこかでは きちんと適切に選択した結果です。

そして知らない筈の前世や歴史を語るケースさえ あります。

はじめは 要領がつかめないこともあるでしょう。

しかし あれこれ考えることこそ現代人の、良くないクセ!

無意識タイムを 意図的にもつことをお勧めします。

潜在意識につながる体験を重ねると、脳では知る由のない”情報” つまり 近い未来予知や、過去のデータなど、アカシック・リーディング能力も目覚めます。

多くのリーダー(※リーディングをおこなう人)は、そこから第7感センスを積極的に活かし始めています。

ヒプノセラピーによるアルファ波(心地よい脳波の状態)や 瞑想に限らず、日頃から「なんとなく」浮かんでくる印象感じたことを信頼してみると 意外にも 的を得ていることに気付くでしょう。

なんとなく魅かれて この記事を目にしているとして、それも あなたの潜在意識の働きによるものかもしれません。

璃子 Riko, C

アウェアネス・インスティテュート

Awareness Institute


ヒプノサイキック

レッスン / セッション


米国催眠士協会・米国催眠療法士協会

認定トレーナー