世界の真実と思っている過去、歴史さえも、 すべての過去は「以前、そんなことがあったよね」という “記憶”だけが 今 の瞬間に突然でき上がったのではないか?

そんな仮説があります。

それが、世界5分前仮説。

世界5分前説

世界5分前仮説とは、「世界は 実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説です。

哲学における思考実験で、バートランド・ラッセル卿(哲学者・数学者)よって提唱されました。以下はラッセル卿の言葉としてWikipedia に掲載されています。

世界が五分前にそっくりそのままの形で、すべての非実在の過去を住民が「覚えていた」状態で突然出現したという仮説に論理的不可能性はまったくない。

異なる時間に生じた出来事間には、いかなる論理的必然的な結びつきもない。

それゆえ、いま起こりつつあることや未来に起こるであろうことが、世界は五分前に始まったという仮説を反駁することはまったくできない。

したがって、過去の知識と呼ばれている出来事は過去とは論理的に独立である。そうした知識は、たとえ過去が存在しなかったとしても、理論的にはいまこうであるのと同じであるような現在の内容へと 完全に分析可能である。

ラッセル “The Analysis of Mind” (1971)
イギリスの論理学者、哲学者、数学者アリストテレス以来最高の論理学者と称される

私たちは、通常のモノゴトが変化していく有り様を【因果律】で”納得“しています。

ところが、私たちの目には 因果が明らかに認められない場合もあります。

事実、”現実世界の時間線は 一つでなく 複数ある” と考える 並行宇宙論 も、科学的には あり得るとされています。

というのも、宇宙に関する最新の観測結果では「並行宇宙」の存在を示唆しているというのです。

それらは決して荒唐無稽な話でなく、関連するように、わたし自身にも 不可思議な体験があります。

並行宇宙

観測によると,空間は無限に広がっており、無限の空間のどこかでは,私たち私たちの宇宙とそっくりな別宇宙があるかもしれない、というのが最もシンプルな「並行宇宙」の考え方。

そうした 並行宇宙の集団が,もっと大きな「マルチバース(多宇宙)」を形作っているというのです。

マルチバース宇宙

泡のような マルチバースが 更にたくさん集まった ”高いレベル”の 「マルチバース」の存在も考えられ、際限がありません。

そして、それぞれの マルチバース(多宇宙)では,物理定数素粒子の種類が「宇宙」ごとに異なっていても無理はないでしょう。

こうして、宇宙いくつもコピーされたように 独立して存在している可能性を考えるとき、時空を旅する ヒプノシス(催眠トランス)が現実に取って代わることも 十分にあり得そう。

なぜなら、意識やソウル(魂)は 時空を超えて作用しているらしいことが、上の動画で お話したような 奇跡不可思議な事象を説明するのに、最も合点がいくのです。

さらに上位レベルマルチバースの考え方では,数理的構造さえも 異なる宇宙存在すると考えられています。

つまり、物理法則までが “宇宙”によって異なっているというわけ。

並行宇宙タイムラインの移行、などは 信じられない方が大多数であることは当然に理解できますし、わたし達(複数の体験者がいることを 考慮したとしても)の体験は 奇妙に思え、とるに足りない こととして、片付けられてしまうでしょう。

ただ、これらの体験を、個人の奇妙な体験として 終わらせるのでなく、時間の本質という根本的な問題に迫る手がかりに していくことが、人類の大いなる進化の一歩になるのでは と、そのように思います。

なんといっても、宇宙は まだ拡大中(のよう?)ですから。

璃子クレア Riko Claire

アウェアネス・インスティテュート

Awareness Institute


ヒプノサイキック

レッスン / セッション


米国催眠士協会・米国催眠療法士協会

認定トレーナー