「ソバーキュリアス」とは、お酒は飲めるけれど、あえて飲まない選択を好むライフスタイルのこと。
英語の「sober(シラフの)」と「curious(好奇心旺盛な)」という2つの言葉を組み合わせた造語です。
2018年に、イギリス人ジャーナリストRuby Warrington氏による『Sober Curious(飲まない生き方 ソバーキュリアス)』で紹介された語句が始まり。
健康上の制限や、宗教上の理由ではなく、あえてお酒を飲まないことで、どのようなポジティブな変化があるのかという好奇心が発端です。
2010年以降、オーストラリアやイギリスを中心に「Sober October」や「Dry January」といった10月や1月の1ヶ月間禁酒をし、飲酒の習慣を見直そうという動きが広まっていました。
Z世代の中にはお酒を飲むメリットより、コスパ・タイパの観点から、飲酒を好まない人も少なくありません。
日本でも2019年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、20・30代では飲酒習慣率が低下しているんです。
セレブリティやインフルエンサーがお酒を飲まないことを公言したり、SNSで「#Sober」とハッシュタグをつけて発信するなど、シラフがクール!という風潮も広がっているとか。
アサヒ飲料の調査でも、状況に応じてお酒を飲まない選択をしている人の割合は、全体の約7割前後にのぼっています。
なんとなく習慣にしていた飲酒をやめると、メリットがあることに気づくのでしょうね。
同じことは、スマートフォン、SNS にも言えます。
わたしも、自宅のインターネットの不具合で、2週間ほど、動画やSNSツールが使えない時がありました。
初めの数日はたしかに困りました。
手持ち無沙汰で、ぽっかりと空虚な時間が、物足りなさを感じさせ(どう、過ごそう…)という気持ちになるのです。
静かな時間が増え、手持ち無沙汰な感じがしてきます。
アウェアネスIns.もオンラインが主体ですから、お休みしてました。
とっても「暇」!
でも、気付いたのです。
読書から、すっかり遠ざかっていたことに。
動画もニュースも、向こうから次々と流れてくる情報があると、受け身だし、楽なんですね。
でも、心理学的には問題を引き起こしています。
今の私たちは何事も受け身で、それが間髪なく続いていたため、「待てない」傾向にあるといいます。
自分は動かず怠惰なのに、せっかちなのです。
お買い物の配達、お店の応対の場面でも、あまりにその便利さや早さに慣れてしまったゆえに、ちょっとした不便が生じただけで、不満に感じます。
そしてクレームが増します。
スマートフォンが普及する前は、誰かに電話や連絡をとるにも、迷惑でない時間帯を気遣いました。
連絡しても、相手が掴まらないことの不便さは当たり前でした。
そとで待ち合わせに遅れることがあったとして、相手も出掛けているので連絡は取れません。
相手が遅刻しているからもしれないので「待つこと」は当たり前。
現在の配達システムだって、(非常時でもないのに)即日配達である必要はありません。
待つ時代の方が長かったのですから、本当は何の問題も無いのでしょう。
こうして生き急ぎながら、新たに生じた時間を何に使っているかといえば、ゲームやたわいの無いSNSの噂話、垂れながされる偏向報道… 。
自動で流れてくるCM…
まったく見事に、私たちは新テクノロジーの罠に引っ掛かっています。
そんなことに、気付いたのでした。
習慣というのは、怖いです。
習慣行動が自動化されたら、人は考えなくなります。
日々のルーティン行動に至っては、脳は、もう考えていません。
自動反応の連続でしかありません。
起きて、ベッドを整え、コーヒーを淹れ、テレビやスマホを眺める..といった一連の動きはもとより、通勤時なら駅までの道のり、どの改札口を通って、駅のホームのどこに立つか、車両の中でどこに立つかまで、おおよその人は自動反応です。
そこで車内でもスマホを取り出すでしょう。
その行為も自動的です。
インターネット、SNSから離れることは確かに不便なことですが、インターネット・ソバーキュリアス (sober(シラフの)と curious(好奇心旺盛な)」な時間を持ってみると、いつもとは異なる時間の過ごしかた、新しい趣味の発見につながるかもしれません。

璃子 Riko, C
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー















